登山靴 — 防水スプレー

登山靴の防水スプレーおすすめ4選|GORE-TEX対応・透湿性を損なわない選び方【2026年版】

登山靴用の防水スプレーおすすめ4選。GORE-TEXの透湿性を維持しながら撥水力を回復する方法と、フッ素系とシリコン系の違いを解説します。

updated: 2026-04-20

この記事で分かること

GORE-TEX搭載の登山靴を買ったら、まず最初にやるべきことがあります。防水スプレーをかけることです。

「GORE-TEXは防水なのにスプレーが必要なの?」と疑問に思うかもしれませんが、GORE-TEXの防水メンブレン(膜)は表地と裏地に挟まれているため、表地そのものは普通の生地と同じように濡れます。表地が水を吸うと重くなり、透湿性(蒸れを逃がす機能)も低下します。防水スプレーは表地の撥水力を保つために使うものです。

この記事では、GORE-TEXの透湿性を損なわないフッ素系防水スプレーを4つ厳選しました。

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防水スプレーの種類と選び方

フッ素系 vs シリコン系

登山靴の防水スプレーには大きく2種類あります。

項目フッ素系シリコン系
撥水の仕組み繊維1本ずつをコーティング表面全体を膜で覆う
透湿性維持する損なう
撥水力やや控えめ強力
持続期間2〜4週間4〜8週間
GORE-TEX対応×
革への使用

登山靴にはフッ素系一択です。 シリコン系は透湿性を妨げるため、GORE-TEXの蒸れを逃がす機能が台無しになります。靴の中が蒸れて不快になるだけでなく、長時間歩行で靴擦れのリスクも高まります。

PFC/PFASフリーの動き

2025年以降、環境負荷の高いフッ素化合物(PFC/PFAS)を含まない防水スプレーが増えています。コロニルのカーボンプロもPFCフリーにリニューアルされました。環境面を気にする方はPFCフリー製品を選ぶとよいでしょう。撥水性能の差は実用上ほぼ感じません。

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防水スプレーのかけ方

新品の登山靴に

  1. 靴紐を外す
  2. 表面のほこりをブラシで落とす
  3. 30cmほど離してまんべんなくスプレー
  4. 風通しの良い場所で30分〜1時間乾燥
  5. 2回目をスプレーして再度乾燥

新品のうちは撥水加工が効いていますが、防水スプレーを重ねがけしておくことで初期の撥水力を長く保てます。

使用後の登山靴に

  1. 泥や汚れをブラシと水で落とす
  2. しっかり乾燥させる(直射日光は避ける)
  3. 防水スプレーをかける
  4. 乾燥後、もう1回スプレー

必ず汚れを落としてからスプレーしてください。 汚れの上からスプレーしても撥水効果は発揮されません。

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おすすめ4モデル

BESTおすすめ
コロニル カーボンプロ PFCフリー(300ml)
最長4週間持続。あらゆる素材に使える万能防水スプレー
¥2,400前後※参考価格
  • タイプフッ素系(PFC/PFASフリー)
  • 容量300ml(約54足分)
  • 対応素材スムースレザー / スエード / ヌバック / ゴアテックス / 合成繊維
  • 持続期間約4週間
  • 乾燥時間約15〜20分
コロニルの防水スプレーの中で最も持続力が高いのがカーボンプロです。従来のウォーターストップの約2倍、最長4週間の撥水効果を実現しています。2025年春にPFCフリー処方にリニューアルし、環境負荷を抑えながらも撥水性能は維持されています。300mlで約54足分使えるため、コストパフォーマンスも優秀です。登山靴だけでなく、レインウェアやザックにも使えるので、1本持っておくと登山装備全体のケアに使い回せます。
#2
TOKO Eco シューズ プルーフ&ケア(500ml)
ハンドスプレー式で狙い撃ち。大容量500mlでコスパ良し
¥2,200前後※参考価格
  • タイプフッ素系(PFCフリー)
  • 容量500ml
  • 対応素材スムースレザー / スエード / ゴアテックス / 合成繊維
  • 噴射方式ハンドスプレー(非エアゾール)
  • 乾燥時間約30分
スイスのケアブランドTOKOのシューズ用防水スプレーです。エアゾールタイプではなくハンドスプレーのため、狙った場所にピンポイントでかけられます。つま先やソール際など、水が浸入しやすい部分に重点的にスプレーしたい場合に便利です。500mlの大容量でコストパフォーマンスが高く、シーズン中に何度もかけ直す方に向いています。PFCフリーで環境にも配慮されています。
#3
タラゴ ナノプロテクター(250ml)
ナノ粒子で繊維の奥までコーティング。GORE-TEX公式推奨
¥2,200前後※参考価格
  • タイプフッ素系
  • 容量250ml
  • 対応素材スムースレザー / スエード / ゴアテックス / テキスタイル
  • 特徴ナノ粒子コーティング
  • 乾燥時間約20分
スペインの老舗シューケアブランド、タラゴのナノプロテクターです。ナノ粒子が繊維の奥まで浸透し、表面だけでなく繊維の内部からも撥水効果を発揮します。GORE-TEX社が推奨する防水スプレーの一つで、透湿性を損なわない設計が保証されています。匂いが比較的控えめで、室内の換気が難しい環境でも使いやすいです。
#4
マーキープレイヤー SNEAKER WATER REPELLENT No.01(420ml)
速乾タイプで忙しい朝にも。スニーカー&登山靴の二刀流
¥1,980前後※参考価格
  • タイプフッ素系
  • 容量420ml
  • 対応素材合成繊維 / スエード / ヌバック / キャンバス / ゴアテックス
  • 特徴速乾タイプ(約10分で乾燥)
  • 乾燥時間約10分
登山靴専用ではありませんが、フッ素系で透湿性を妨げないためGORE-TEX登山靴にも使えます。最大の特徴は乾燥時間の短さで、約10分で乾くため登山前の朝にかけても出発に間に合います。420mlの大容量で1,980円はコストパフォーマンスが良く、登山靴だけでなく日常のスニーカーにも併用したい方に向いています。ただし、持続期間はコロニルやタラゴに比べるとやや短めなので、登山のたびにかけ直すことをおすすめします。

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防水スプレーの使用上の注意

必ず換気の良い場所で

防水スプレーの微粒子を吸い込むと、呼吸器にダメージを与えるリスクがあります。屋外か、換気扇を回した玄関先で使いましょう。マスクの着用も推奨します。

直射日光の下では乾かさない

スプレー後の乾燥は風通しの良い日陰で行ってください。直射日光は革の劣化を招きます。

撥水力の確認方法

スプレー後に水滴を垂らして、コロコロと玉状に転がれば撥水が効いています。水がじわっと染み込む場合は、もう1回スプレーしてください。

登山の2〜3日前にスプレーしておくと、乾燥と定着が十分に進み、当日から最大限の撥水力を発揮します。