ダイブコンピューターが「スマートウォッチ」になった
従来のダイブコンピューターは、ダイビング専用の計器でした。水深、水温、潜水時間、無減圧限界(NDL)を表示する機能に特化しており、陸上ではただの時計として使うしかありませんでした。
しかし2020年代に入り、Garmin、Apple、SUUNTOがダイビング機能を搭載したスマートウォッチを投入。水中ではダイブコンピューターとして、陸上ではGPS・心拍計・通知機能を備えたスマートウォッチとして使える「1台2役」のモデルが主流になりつつあります。
従来型ダイコン vs スマートウォッチ型
| 項目 | 従来型ダイブコンピューター | スマートウォッチ型 |
|---|---|---|
| ダイビング機能 | 専用設計で高精度 | 必要十分な精度 |
| 日常使い | 時計のみ | 通知、GPS、健康管理 |
| ログ管理 | PC転送が多い | スマホアプリで自動同期 |
| バッテリー | 数ヶ月〜数年 | 数日〜2週間 |
| 価格 | 3〜15万円 | 8〜14万円 |
| デザイン | ゴツい | 日常でも違和感なし |
スマートウォッチ型のメリットは「ダイビング以外の日でも使える」こと。週末だけダイバーという方にとって、普段使いできるのは大きな利点です。
ダイビング用スマートウォッチの必須機能
水深計測
レクリエーショナルダイビングでは最大水深40mまで計測できれば十分です。テクニカルダイビングを行う場合は、対応水深100m以上のモデルを選んでください。
減圧計算(NDL表示)
無減圧限界時間(NDL)は「あとどれだけその深度に留まれるか」を示す安全上最も重要な情報です。ダイブコンピューター機能を持つスマートウォッチは、窒素の溶解・排出をリアルタイムで計算し、NDLを画面に表示します。
ダイブログ
水深、水温、潜水時間、エントリー/エキジットの時刻を自動記録し、スマホアプリで管理できるモデルがほとんどです。位置情報(GPS)と組み合わせて、ダイビングポイントも記録されます。
おすすめ3モデル
ダイバーズウォッチの新定番
- ディスプレイ1.2インチ AMOLED
- 耐水性能10ATM
- ダイブモード6モード(単一ガス、マルチガス、CCR、ゲージ、アプネア、アプネアハント)
- 重量65g(バンド含む)
- バッテリーダイブモード約27時間 / スマートウォッチモード約10日
- GPS○
ベゼルとボタンにはリサイクル海洋プラスチックを使用しています。サファイアレンズで傷にも強く、アウトドアでハードに使えます。
Apple Watchでダイビング
- ディスプレイ1.92インチ LTPO OLED
- 耐水性能100m(EN 13319準拠)
- ダイブモードOceanic+アプリ(別売)で対応
- 重量61.4g(ケースのみ)
- バッテリー最大36時間
- GPSデュアル周波数
注意点として、ダイブコンピューター機能はOceanic+アプリ(年額約5,000円)のサブスクリプションが別途必要です。また、専用ダイコンほどのダイブモードの多様性はなく、レクリエーショナルダイビング(最大40m)に限定されます。
本格ダイコンとスマートウォッチの融合
- ディスプレイカラーAMOLED
- 耐水性能100m
- ダイブモードエアー、ナイトロックス、マルチガス、ゲージ、フリーダイビング
- 重量99g
- バッテリーダイブモード最大60時間
- スポーツモード95種類以上
SUUNTOの減圧アルゴリズムは、ダイビング業界で長年の実績があります。安全面を最優先する方にはSUUNTOの信頼性は大きな安心材料です。
ダイビング用スマートウォッチの注意点
- スマートウォッチはあくまで補助計器:安全のため、バディの1人はレンタルダイコンを装着するなど、バックアップを持つことを推奨します
- 塩水での使用後は真水で洗う:海水のまま放置すると塩分がボタンやセンサーに詰まります
- バッテリー残量を確認:ダイビング前に十分な充電を。充電式はダイビングトリップ中の充電環境も確認しておきましょう
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