水泳用スマートウォッチに必要な条件
水泳で使うスマートウォッチには、日常防水とは異なるレベルの性能が求められます。
防水性能の基準
| 表記 | 意味 | 水泳での利用 |
|---|---|---|
| IP68 | 水深1.5mで30分 | シャワー程度。水泳不可 |
| 5ATM(50m防水) | 水深50m相当の水圧に耐える | プール水泳OK |
| 10ATM(100m防水) | 水深100m相当の水圧に耐える | プール+海水浴OK |
| ISO 22810:2010 | 国際規格に基づく防水性能 | 信頼性が高い |
水泳に使うなら5ATM(50m防水)以上が必須です。 「防水」「防滴」だけの表記では、水中での使用は保証されません。
水泳特有の計測機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| ストローク検出 | 泳法(クロール・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ)を自動判別 |
| ストローク数 | 1ラップあたりの腕の回数をカウント |
| SWOLF | ストローク数 + ラップタイム(ゴルフのスコアのように数値化) |
| ラップ計測 | 壁のターンを自動検知してラップタイムを記録 |
| 水中心拍計測 | 光学式心拍センサーで水中の心拍数を計測 |
| ドリル記録 | キック練習やプル練習の距離・時間を記録 |
水泳用スマートウォッチ比較表
| モデル | 防水 | ストローク検出 | 水中心拍 | バッテリー | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| Apple Watch Ultra 2 | 100m(EN13319) | あり | あり | 約36時間 | ¥128,800 |
| Garmin Swim 2 | 5ATM | あり | あり | 約7日 | ¥29,800(在庫限り) |
| Garmin Forerunner 265 | 5ATM | あり | あり | 約13日 | ¥59,800 |
| HUAWEI WATCH GT 5 Pro | 5ATM + EN13319 | あり | あり | 約14日 | ¥49,800 |
おすすめ4モデル
BESTおすすめ
Apple Watch Ultra 2
100m防水+ダイビングコンピュータ機能。水泳からオープンウォーターまで
¥128,800※参考価格
- 防水100m(EN13319準拠 / WR100)
- ストローク検出4泳法自動判別
- 水中心拍光学式心拍センサー(第3世代)
- SWOLF対応
- プールの長さ設定対応
- GPS二周波精密GPS(L1/L5)
- バッテリー約36時間(通常使用)
- ディスプレイ49mm Retinaディスプレイ(2000ニト)
100m防水に加え、ダイビングコンピュータ機能(水深40mまで)を備えた最強の水中対応スマートウォッチです。4泳法の自動判別、ストローク数、SWOLF、ラップタイムなどプール水泳の基本機能はもちろん、オープンウォーター(海やダム)でのGPSトラッキングにも対応。iPhoneユーザーで水泳を本格的にやる方に。
#2
Garmin Swim 2
水泳に特化した専用モデル。ドリル計測やクリティカルスイムスピードに対応
¥29,800※参考価格
- 防水5ATM
- ストローク検出4泳法自動判別
- 水中心拍光学式心拍センサー(Garmin Elevate)
- SWOLF対応
- ドリル記録対応(キック、ワンアーム等)
- クリティカルスイムスピード対応
- GPSGPS / GLONASS / Galileo
- バッテリー約7日(スマートウォッチモード)/ 約13時間(GPSモード)
- 重量約36g
Garminの水泳特化モデルで、36gという超軽量ボディがプール練習での装着感を忘れさせてくれます。クリティカルスイムスピード(CSS)は無酸素性作業閾値を推定し、トレーニングゾーンの設定に活用できます。ドリル練習(キック、プル等)の記録にも対応しており、競泳選手やマスターズスイマーに最適です。なお、メーカー公式サイトでは販売終了となっており、流通在庫のみの取り扱いです。水泳メインで新品を確実に入手したい方はForerunner 265も検討してください。
#3
Garmin Forerunner 265
ランニング+水泳の両刀使い。AMOLEDディスプレイで視認性も高い
¥56,520※参考価格
- 防水5ATM
- ストローク検出4泳法自動判別
- 水中心拍光学式心拍センサー(Garmin Elevate Gen4)
- SWOLF対応
- ランニング機能VO2 Max、トレーニング効果、ランニングダイナミクス
- GPSマルチGNSS
- バッテリー約13日(スマートウォッチモード)/ 約20時間(GPSモード)
- ディスプレイ1.3インチ AMOLEDタッチスクリーン
ランニングと水泳を両方やるトライアスリートやマルチスポーツ愛好家に最適なモデルです。水泳モードでは4泳法の自動判別、ストローク数、SWOLF、ラップタイムを計測。ランニングモードではVO2 Max、トレーニング効果、ランニングダイナミクスなど充実した分析機能を備えています。
#4
HUAWEI WATCH GT 5 Pro(46mm)
チタンボディで100m防水。フリーダイビングモードも搭載
¥49,800※参考価格
- 防水5ATM + EN13319準拠
- ストローク検出4泳法自動判別
- 水中心拍TruSeen 5.5+センサー
- SWOLF対応
- フリーダイビングモード搭載
- GPSマルチバンドGNSS
- バッテリー約14日(通常使用)
- 素材チタンケース + サファイアガラス
チタンケース+サファイアガラスの高級感ある外観ながら、約5万円という価格設定が魅力です。EN13319準拠のダイビング対応防水性能を備え、フリーダイビングモードも搭載。バッテリーは約14日間持つため、充電を頻繁にしたくない方にも向いています。iPhone・Androidどちらにも対応。
水中で心拍数を正確に計測するコツ
光学式心拍センサーは、水中ではリストバンドのフィット感によって精度が大きく変わります。
精度を上げるポイント
- バンドをきつめに締める:水流でウォッチがずれると計測精度が落ちる
- 手首の骨から指1本分上に装着する:骨の上は正確に計測できない
- 肌が乾いた状態で装着する:水滴がセンサーと肌の間に入ると精度低下
- 入水前にワークアウトを開始する:安静時の心拍を基準値として取得
水中心拍の限界
水中では光が屈折するため、陸上と比べて心拍計測の精度は下がります。高精度を求める場合は、胸部装着型の心拍ベルト(Garmin HRM-Proなど、水中対応モデル)の併用を検討してください。
SWOLFの活用方法
SWOLFは「ストローク数 + ラップタイム(秒)」で算出されるスコアです。数値が小さいほど「少ないストロークで速く泳げている」ことを意味し、泳ぎの効率性を示す指標として活用されています。
SWOLFの改善方法
- ストローク1回あたりの推進力を上げる(キャッチとプルの技術向上)
- 壁蹴りとストリームラインの精度を上げる
- ターン後の浮き上がり位置を最適化する
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