天体望遠鏡 — 自動導入経緯台おすすめ4選

自動導入(GoTo)経緯台おすすめ4選|初心者でも天体を見つけられる【2026年版】

自動導入経緯台を4モデル厳選。スマホ操作対応・搭載重量・追尾精度を比較し、初心者から電視観望ユーザーまで最適な1台を解説します。

updated: 2026-04-10

自動導入経緯台とは

自動導入(GoTo)経緯台は、見たい天体を選ぶだけで望遠鏡が自動的にその方向を向いてくれる架台です。星座の知識がなくても、土星の環やアンドロメダ銀河をすぐに視野に入れられます。

通常の経緯台では、星図アプリを見ながら手動で望遠鏡を動かし、ファインダーで導入する必要があります。高倍率になるほど視野が狭くなるため、慣れない人は目的の天体を見つけるだけで30分以上かかることも珍しくありません。

自動導入経緯台なら、初期アライメント(基準星の設定)さえ済めば、ボタン一つで数万個の天体を導入できます。

赤道儀との違い

比較項目経緯台赤道儀
セットアップ簡単(水平を出すだけ)極軸合わせが必要
操作性直感的(上下・左右)やや複雑
長時間露光不向き(視野回転が発生)対応可
重量軽い重い
価格安い高い

眼視観望や電視観望の短時間露光なら経緯台で十分です。長時間露光での天体写真撮影を考えている場合は赤道儀を検討してください。

選び方のポイント

搭載可能重量

鏡筒+アクセサリーの総重量が、経緯台の搭載可能重量の80%以内に収まるようにしてください。ギリギリだと追尾精度が落ち、振動も増えます。

制御方式

最近の自動導入経緯台は大きく2種類に分かれます。

エンコーダーの有無

デュアルエンコーダー搭載モデルは、手動で経緯台を動かしても位置情報を保持します。手動で大まかに方向を合わせてから自動導入に切り替えるといった柔軟な使い方ができます。

おすすめ4モデル

1. 電視観望の定番架台

BESTおすすめ
Sky-Watcher AZ-GTi
Sky-Watcher AZ-GTi
Wi-Fi内蔵でスマホから自動導入。電視観望に最適
¥43,780※参考価格
  • 搭載可能重量約5kg
  • 制御方式Wi-Fi+スマホアプリ(SynScan)
  • エンコーダーFreedom-Findデュアルエンコーダー
  • 追尾モード恒星時・月
  • 駆動速度恒星時〜800倍速
  • 電源単3電池8本 / DC12V
  • 三脚別売
電視観望ユーザーに最も支持されている経緯台です。Wi-Fi経由でスマホのSynScanアプリから操作でき、手動で動かしても位置を見失わないデュアルエンコーダーを搭載。赤道儀モードへの切り替えも可能です。三脚は別売なので、手持ちの三脚や別売のSky-Watcher三脚を用意してください。

2. スマホで星を見つける新発想

#2
セレストロン StarSense Explorer DX 102AZ
セレストロン StarSense Explorer DX 102AZ
スマホカメラで空を撮影→自動で星を認識して導入案内
¥82,500※参考価格
  • 鏡筒口径102mm 焦点距離660mm 屈折式
  • 搭載可能重量鏡筒一体型
  • 制御方式StarSenseアプリ(スマホ認識型)
  • エンコーダーなし(手動導入ガイド)
  • 追尾モードなし(手動追尾)
  • 電源不要(スマホのみ使用)
  • 三脚付属
厳密には「自動導入」ではなく「導入ガイド」です。スマホを専用ホルダーにセットすると、カメラが空を撮影して星のパターンを認識し、画面に矢印で導入方向を案内してくれます。モーターがないため追尾はできませんが、電源不要でセットアップが非常に簡単です。口径102mmの屈折鏡筒がセットなので、これ1台で観望を始められます。

3. 入門向け鏡筒セット

#3
Sky-Watcher AZ-GTe 70SS
Sky-Watcher AZ-GTe 70SS
口径70mm屈折鏡筒と自動導入経緯台のセット
¥53,500※参考価格
  • 鏡筒口径70mm 焦点距離500mm 屈折式
  • 搭載可能重量約5kg
  • 制御方式Wi-Fi+スマホアプリ(SynScan)
  • エンコーダーなし
  • 追尾モード恒星時・月
  • 駆動速度恒星時〜800倍速
  • 電源単3電池8本 / DC12V
  • 三脚付属
自動導入経緯台と屈折鏡筒がセットになった入門パッケージです。AZ-GTiと異なりデュアルエンコーダー非搭載ですが、その分価格を抑えています。三脚も付属するので、追加購入なしで観望を始められます。口径70mmなので月のクレーターや土星の環が楽しめます。

4. 本格GoTo経緯台

#4
セレストロン NexStar 5SE SCT
口径127mmシュミットカセグレン。40,000天体を自動導入
¥198,000※参考価格
  • 鏡筒口径127mm 焦点距離1250mm シュミカセ
  • 搭載可能重量鏡筒一体型
  • 制御方式ハンドコントローラー(NexStar+)
  • データベース40,000天体以上
  • 追尾モード恒星時・月・太陽
  • 電源単2電池8本 / DC12V
  • 三脚付属
40,000天体以上のデータベースを内蔵したハンドコントローラーで自動導入します。口径127mmのシュミットカセグレン鏡筒は集光力が高く、球状星団や惑星状星雲など暗い天体も観望できます。焦点距離1250mmなので土星のカッシーニの隙間も狙えます。重量はやや大きいですが、設置場所が決まっていれば問題ありません。

4モデル比較表

モデル価格搭載重量制御方式追尾三脚特徴
AZ-GTi¥54,7255kgWi-Fiあり別売電視観望に最適
StarSense DX 102AZ¥82,500セットアプリなし付属電源不要
AZ-GTe 70SS¥49,5005kgWi-Fiあり付属入門セット
NexStar 5SE¥198,000セットコントローラーあり付属本格派

あなたの条件ならこれ

電視観望メインで使う → Sky-Watcher AZ-GTi(¥54,725)

デュアルエンコーダーとWi-Fi操作は電視観望との相性が抜群です。手持ちの鏡筒を載せ替えられる汎用性も魅力。

手軽に星を見つけたい → StarSense Explorer DX 102AZ(¥82,500)

電源不要、モーターなしの「導入ガイド」は独自路線です。セットアップの簡単さは4モデル中随一。

予算を抑えて始めたい → AZ-GTe 70SS(¥49,500)

鏡筒・三脚込みで5万円以下。自動導入の便利さをまず体験したい方に。

暗い天体もしっかり見たい → NexStar 5SE(¥198,000)

口径127mmの集光力と40,000天体のデータベースは別格です。長く使える本格モデル。

自動導入経緯台を使いこなすコツ

初期アライメントの精度を上げる

自動導入の精度は初期アライメントで決まります。経緯台の水平をしっかり出し、基準星を正確にセンターに導入してください。AZ-GTiに付属の水準器は精度が低いので、スマホの水準器アプリや別売の水準器を使うことをおすすめします。

電源の確保

野外での観望では電池の消耗が問題になります。モバイルバッテリーからDC12Vに昇圧するケーブル(USB-DC12V昇圧ケーブル)を1本持っておくと安心です。寒冷地では電池の性能が大幅に低下するため、外部電源は必須と考えてください。

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