ASMR録音に必要なマイクの条件
ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)の録音では、リスナーに「耳元で聞いている」ような臨場感を届けることが重要です。通常のマイクとは求められる特性が異なります。
バイノーラル録音とは
左右2つのマイクを人間の耳の位置に配置して録音する方式です。イヤホンやヘッドホンで再生すると、音が頭の中や耳元で鳴っているような立体的な音像が得られます。ASMR動画で「耳かき音」や「ささやき声」がリアルに聞こえるのは、この方式のおかげです。
感度と自己ノイズ
ASMRでは非常に小さな音(紙をめくる音、ブラシの摩擦音など)を収録します。マイクの感度が高く、自己ノイズ(マイク自体が発するノイズ)が低いモデルが必要です。
おすすめ4選
BESTおすすめ
3Dio Free Space
耳型バイノーラルマイクの定番。本格的なASMR制作に
¥88,000前後※参考価格
- タイプバイノーラル(耳型)
- 接続3.5mmステレオミニ
- 電源不要(プラグインパワー)
- 周波数特性20Hz〜20kHz
- 用途本格ASMR、バイノーラル録音
シリコン製の耳型構造の中にコンデンサーマイクを内蔵したバイノーラルマイクの定番。耳の形状が音の反射・回折を再現するため、人間が実際に聞いているのに近い立体的な音を録音できます。多くの人気ASMRクリエイターが使用しており、耳かき・ささやきなどの近距離音源の収録に特に強みがあります。価格は高めですが、本格的にASMRを始めるなら投資する価値があります。
#2
ZOOM H3-VR
4chアンビソニック録音。バイノーラル変換もできるハンディレコーダー
¥41,960※参考価格
- タイプアンビソニック / バイノーラル変換
- 接続USB-C(オーディオインターフェース兼用)
- 電源単3電池×2(約11.5時間)
- 録音形式WAV 24bit/96kHz
- 用途ASMR、VR音声、フィールドレコーディング
360°全方位の音を4つのマイクで収録するアンビソニック方式のレコーダー。録音後にソフトウェアでバイノーラルに変換できるため、リスナーの頭の向きに追従する立体音響も実現可能です。USBオーディオインターフェースとしても使えるので、PCに接続してリアルタイム配信にも対応。18,000円前後と手頃な価格で本格的な空間音響を録れます。
#3
Roland CS-10EM
イヤホン型バイノーラルマイク。1万円台で手軽にASMR
¥11,000前後※参考価格
- タイプバイノーラル(イヤホン型)
- 接続3.5mmステレオミニ
- 電源プラグインパワー
- 周波数特性20Hz〜20kHz
- 用途手軽なバイノーラル録音、ASMR入門
耳に装着して使うイヤホン型のバイノーラルマイク。自分の耳そのものがバイノーラル録音の「ダミーヘッド」になるため、追加機材なしで立体音響を収録できます。ICレコーダーやスマートフォンに接続するだけで使えるので、ASMR録音の入門に最適。1万円台という価格も魅力です。録音中にリアルタイムで音をモニタリングできるのも便利なポイントです。
#4
TASCAM DR-05X
高感度ステレオマイク搭載。録音もインターフェースも1台で
¥37,380※参考価格
- タイプステレオコンデンサーマイク内蔵レコーダー
- 接続Micro USB(オーディオインターフェース兼用)
- 電源単3電池×2(約17時間)
- 録音形式WAV 24bit/96kHz
- 用途ASMR、ポッドキャスト、フィールドレコーディング
無指向性ステレオコンデンサーマイクを内蔵したハンディレコーダー。最大125dB SPLに対応する高感度マイクで、ASMRの微細な音もしっかり捉えます。USBオーディオインターフェースとしてPCに接続でき、リアルタイムのASMR配信にも使えます。バイノーラルではありませんが、外部バイノーラルマイク(CS-10EMなど)を接続して録音することも可能です。
比較表
| モデル | タイプ | バイノーラル | 接続 | 電源 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3Dio Free Space | 耳型マイク | 対応 | 3.5mm | プラグインパワー | ¥88,000 |
| ZOOM H3-VR | レコーダー | 変換対応 | USB-C | 電池11.5時間 | ¥18,000 |
| Roland CS-10EM | イヤホン型 | 対応 | 3.5mm | プラグインパワー | ¥11,000 |
| TASCAM DR-05X | レコーダー | 外部マイク対応 | Micro USB | 電池17時間 | ¥12,000 |
ASMR録音のノイズ対策
ASMRは小さな音を録るジャンルなので、環境ノイズが大敵です。
- 部屋の静音化: エアコンを切る、時計を外す、冷蔵庫から離れる
- 振動対策: マイクスタンドにショックマウントを使い、机の振動を伝えない
- ポップノイズ: ささやきの息がマイクに当たると「ボフッ」というノイズが出る。ポップフィルターで軽減
録音環境を整えることで、マイク自体のグレードアップ以上に音質が改善することもあります。
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