「モニターは良いのに、なんかカクつく」問題
144Hzのゲーミングモニターを買ったのに、ゲーム中のフレームレートが60fps前後しか出ていない。これ、実はよくある話です。モニター側がいくら高リフレッシュレートに対応していても、PC側が十分なフレームレートを出せなければ宝の持ち腐れになります。
この記事では、モニターの解像度・リフレッシュレートに合わせて「どのくらいのPCスペックが必要なのか」を整理し、予算別のおすすめBTOパソコン構成を紹介します。
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モニタースペック別に必要なGPU性能
ゲーミングモニターの性能をフルに活かすには、モニターのリフレッシュレートと同等以上のフレームレートをPCから出力する必要があります。以下の表が目安です。
| モニタースペック | 必要GPU(目安) | 補足 |
|---|---|---|
| FHD(1920x1080)144Hz | GTX 1660 SUPER 以上 | 軽量タイトルなら十分。重量級は設定を落とす |
| WQHD(2560x1440)165Hz | RTX 4060 / RTX 5060 以上 | 2026年のスタンダード構成 |
| 4K(3840x2160)144Hz | RTX 4070 Ti / RTX 5070 以上 | 重量級タイトルはDLSSの活用が前提 |
2026年4月時点では、RTX 5060がFHD 240fps・WQHD 144fps以上を安定して出せるミドルレンジの主力GPUです。前世代のRTX 4060と比較してFHDで約19%、WQHDで約23%のフレームレート向上が確認されています。
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BTOパソコンとは
BTOは「Build To Order(受注生産)」の略で、CPU・GPU・メモリ・ストレージなどのパーツを自分で選んで組み上げてもらうパソコンのことです。
既製品(メーカー製PC)との違い
| 項目 | BTO | 既製品(メーカー製) |
|---|---|---|
| パーツの選択自由度 | 高い(GPU・メモリ・SSD等を自由に変更可) | 低い(決まった構成から選ぶ) |
| 不要ソフトの有無 | ほぼなし | プリインストールソフトが多い |
| コスパ | 同スペックなら安い傾向 | ブランド料が上乗せされやすい |
| サポート | メーカーによる(電話・チャット等) | 手厚いことが多い |
| 拡張性 | 高い(後からパーツ交換しやすい) | 低い(独自規格の場合あり) |
自作PCとの違いは「組み立てをショップに任せられる」点です。パーツの相性問題や初期不良の対応もショップ側が行ってくれるため、自作に不安がある方にはBTOが向いています。
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予算別おすすめ構成
10万円台:FHD 144Hzを快適に
FPSやMOBAなど競技系タイトルをFHD 144Hzで遊ぶのに十分な構成です。
| パーツ | スペック目安 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 5 7600 / Core i5-14400F |
| GPU | RTX 4060 / RTX 5060 |
| メモリ | 16GB〜32GB |
| ストレージ | 500GB〜1TB NVMe SSD |
RTX 5060搭載モデルがドスパラのTHIRDWAVEブランドで169,980円(税込)から購入可能です。FHD環境ならほとんどのタイトルで144fps以上が狙えます。
15〜20万円:WQHD 165Hzの本命
WQHDモニターの性能をしっかり引き出せるミドルレンジ構成。2026年の売れ筋ゾーンです。
| パーツ | スペック目安 |
|---|---|
| CPU | Ryzen 7 7700 / Core i7-14700F |
| GPU | RTX 5060 Ti / RTX 5070 |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB NVMe SSD |
GALLERIAのRTX 5060搭載モデル(Core i7-14700F / 32GB / 1TB SSD)が224,980円(税込)で販売中。WQHDでも多くのタイトルで165fpsが射程圏に入ります。
25〜35万円:4K 144Hzを視野に
4Kモニターの高リフレッシュレートを活かすハイエンド構成。配信や動画編集にも余裕があります。
| パーツ | スペック目安 |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265 / Ryzen 7 9700X |
| GPU | RTX 5070 Ti / RTX 5080 |
| メモリ | 32GB〜64GB |
| ストレージ | 1TB〜2TB NVMe SSD |
FRONTIERのRTX 5070搭載モデルが249,800円(税込)から。DLSS 4のマルチフレーム生成を活用すれば、4K環境でも高フレームレートが期待できます。
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主要BTOメーカー比較
国内で実績のある4メーカーを比較します。
| メーカー | ブランド名 | 特徴 | サポート | 納期目安 |
|---|---|---|---|---|
| ドスパラ | GALLERIA | ラインナップ豊富、コスパ重視 | 24時間電話対応 | 最短翌日出荷 |
| マウスコンピューター | G-Tune | サポートが手厚い、品質重視 | 24時間365日電話対応、96時間以内修理 | 約3〜5営業日 |
| FRONTIER | FRONTIER | セール時のコスパが圧倒的 | メール・電話対応 | 約5〜7営業日 |
| パソコン工房 | LEVEL∞ | 全国に実店舗あり、初心者に安心 | 店頭・電話・メール | 当日出荷モデルあり |
ドスパラ(GALLERIA)
ゲーミングPC市場で国内トップクラスのシェアを持つメーカーです。GALLERIAブランドは価格帯ごとにモデルが細かく分かれており、「予算を決めてから選ぶ」スタイルに向いています。最短翌日出荷というスピード感も強みで、「すぐにほしい」人にはありがたい存在です。
公式サイト: https://www.dospara.co.jp/gamepc
マウスコンピューター(G-Tune)
24時間365日の電話サポートと、3年間のセンドバック修理保証が標準で付いてくるのが最大の強み。修理は96時間以内に完了するスピード対応で、PCトラブルに不安がある方に特に向いています。G-TuneのRTX 5070搭載モデルはセール時に379,800円(通常429,800円)で購入できた実績があります。
公式サイト: https://www.mouse-jp.co.jp/store/brand/g-tune/
FRONTIER(フロンティア)
ヤマダ電機グループのBTOメーカー。通常価格は他社と同水準ですが、毎週金曜更新のセールがとにかく強い。セール対象モデルは他社より数万円安いことも珍しくなく、「急がないけど安く買いたい」人に向いています。
公式サイト: https://www.frontier-direct.jp/
パソコン工房(LEVEL∞)
全国に実店舗を展開しているのが最大の特徴。店頭でスタッフに相談しながら選べるので、ネット購入に不安がある方には心強い選択肢です。LEVEL∞シリーズはラインナップが豊富で、エントリーからハイエンドまで幅広くカバーしています。
公式サイト: https://www.pc-koubou.jp/pc/game.php
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購入前のチェックポイント
BTOパソコンを注文する前に、以下を確認しておきましょう。
- 電源容量: GPU交換時に足りなくならないよう、現構成の推奨電源+100W程度の余裕があると安心
- ケースサイズ: ミニタワーは拡張性が限られる。後々GPUを換装する可能性があるならミドルタワー以上
- メモリ: 2026年現在、32GBが推奨。16GBだと一部のタイトルで不足する場面が出てきている
- SSD容量: ゲームの大容量化が進んでおり、最低1TBは確保したい
- モニター出力端子: 購入予定のモニターに合ったHDMI / DisplayPortのバージョンを確認
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まとめ
ゲーミングモニターの性能を活かせるかどうかは、PCのGPU性能で決まります。FHD 144HzならRTX 5060クラス、WQHD 165HzならRTX 5060 Ti〜5070、4K 144HzならRTX 5070 Ti以上が目安です。
BTOパソコンは自作の手間なく、自分の予算とモニタースペックに合った構成を組める便利な選択肢。セール時期を狙えば、さらにお得に手に入ります。
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