MV7+はUSB接続だけで「プロの音」になるマイク
Shure MV7+は、USB-CとXLRの両方に対応したダイナミックマイクです。前モデルMV7から進化したポイントは、LEDタッチパネル、強化されたDSP(デジタル信号処理)、そしてリアルタイムデノイザーの搭載です。
ダイナミック型なのでエアコンやキーボードの打鍵音を拾いにくく、自宅での配信・ポッドキャスト・ゲーム実況に最適。USB接続ならオーディオインターフェースなしで、挿すだけですぐに使えます。
MV7+のスペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 種類 | ダイナミック(ムービングコイル) |
| 指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
| 周波数特性 | 50Hz〜16,000Hz |
| ゲイン幅 | 0〜+36dB(USB時) |
| XLR感度 | -55dBV/Pa |
| USB感度 | -33dBFS/Pa |
| 接続 | USB-C / XLR |
| ビット深度 | 24bit / 48kHz(USB時) |
| DSP機能 | オートレベル、デノイザー、ポップフィルター、リバーブ |
| その他 | LEDタッチパネル(1,680万色)、タップミュート |
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USB接続の手順:Mac / Windows / PS5
Macの場合
- 付属のUSB-Cケーブルで MV7+ とMacを接続する
- LEDパネルが点灯すれば認識完了
- システム設定 → サウンド → 入力 で「Shure MV7+」を選択
- OBSやDiscord側でもマイク入力を「Shure MV7+」に変更
MacはドライバーなしでUSBオーディオデバイスを認識します。USB-Cポートに直接接続できるため、変換アダプターも不要です。
Windowsの場合
- USB-Cケーブルで接続(USB-A変換が必要な場合は別途用意)
- 自動的にドライバーがインストールされる
- 設定 → システム → サウンド → 入力 で「Shure MV7+」を選択
- 「既定のデバイスに設定」を忘れずに
Windows 10以降ならドライバーのインストールは自動です。USB-Cポートがない場合は、USB-C to USB-A変換ケーブルを使用してください。
PS5の場合
- USB-Cケーブルで PS5 前面のUSB-Cポートに接続
- 設定 → サウンド → マイク で「USBマイク(Shure MV7+)」を選択
- マイクレベルを調整
PS5はUSBオーディオデバイスに対応しているため、MV7+をそのまま認識します。ただし、MOTIV Mixアプリでの細かい設定はPC接続時のみ可能です。PS5で使う場合は、事前にPCで設定を済ませておくのがおすすめです。
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MOTIV Mixアプリでの音量最適化設定
MV7+の真価は、無料のMOTIV Mixデスクトップアプリ(Mac/Windows対応)で発揮されます。公式サイトからダウンロードしてください。
オートレベルモード(初心者向け)
MV7+のデフォルト設定です。声の大きさに応じてゲインを自動調整し、安定した音量で出力します。
- 声が小さくなれば自動でゲインを上げる
- 叫んだり笑ったりしてもクリッピング(音割れ)しにくい
- 配信中に意識せず話し続けられる
普段使いや配信初心者には、まずオートレベルモードで始めることをおすすめします。
マニュアルモード(上級者向け)
ゲイン、コンプレッサー、リミッターを個別に設定できます。
ゲインの目安:
| 用途 | 推奨ゲイン | マイクとの距離 |
|---|---|---|
| ポッドキャスト | +18〜+24dB | 5〜10cm |
| ゲーム配信 | +20〜+28dB | 10〜20cm |
| 会議・通話 | +24〜+30dB | 20〜30cm |
ゲインはマイクとの距離で大きく変わります。口元に近づけるほどゲインは低くて済み、環境音も拾いにくくなります。LEDパネルの緑色のバーが、話しているときに中央付近で振れるように調整するのがコツです。
EQ(イコライザー)設定
MOTIV Mixでは以下のプリセットが使えます。
- ナチュラル:補正なし。素の声をそのまま収録
- ダーク:低音を強調。落ち着いた声質に
- ブライト:高音を強調。声の輪郭がはっきりする
- カスタム:手動で周波数帯ごとに調整
配信やポッドキャストでは「ブライト」が聞き取りやすく、視聴者の満足度が高い傾向にあります。
リアルタイムデノイザー
MV7+で新搭載された機能です。エアコンの音やPCファンのノイズなど、定常的な環境音をリアルタイムで除去します。ダイナミック型の環境音耐性に加えてデノイザーが使えるので、防音環境がなくてもクリアな音声が得られます。
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リスナー向け(配信視聴者側)の音量調整テクニック
配信者がどんなに良い音で収録しても、視聴者側の環境で音量が合わないことがあります。
配信者が意識すべきこと
- オートレベルを有効にする:声の大小にかかわらず一定の音量で出力される
- コンプレッサーを適度にかける:ダイナミックレンジ(音量差)を縮め、視聴者が音量調整する手間を減らす
- テスト配信で確認:スマホのスピーカーとイヤホンの両方で自分の配信を聴き、音量が適切か確認する
OBS側の設定
- フィルター → コンプレッサー:比率3:1、しきい値-18dBが目安
- フィルター → リミッター:-3dBに設定し、ピーク音割れを防止
- 音声モニタリング:「モニターと出力」で自分の音声をリアルタイムで確認
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XLR接続 vs USB接続:どちらを選ぶべき?
| 項目 | USB接続 | XLR接続 |
|---|---|---|
| 必要機材 | USBケーブルのみ | XLRケーブル+オーディオインターフェース |
| DSP機能 | フル対応 | 使用不可 |
| オートレベル | 対応 | 非対応 |
| デノイザー | 対応 | 非対応 |
| 音質の天井 | 24bit/48kHz | インターフェース次第で上限なし |
| レイテンシー | 問題なし | インターフェース次第 |
| 予算 | マイク代のみ | マイク代+インターフェース代 |
結論:MV7+をUSBで使うなら、DSP機能(オートレベル、デノイザー、ポップフィルター)がフルに活かせます。オーディオインターフェースを持っていないなら、USB接続一択です。すでにインターフェースを持っていてプリアンプにこだわりたい場合のみ、XLR接続を検討してください。
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商品カード
- 種類ダイナミック(カーディオイド)
- 接続USB-C / XLR
- 周波数特性50Hz〜16,000Hz
- ゲイン0〜+36dB
- DSPオートレベル、デノイザー、ポップフィルター、リバーブ
- その他LEDタッチパネル(1,680万色)、タップミュート
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よくある質問
MV7+とMV7の違いは?
MV7+はLEDタッチパネル、リアルタイムデノイザー、デジタルポップフィルター、リバーブ機能が追加されています。音質の基本的な特性は同じですが、DSP機能が大幅に強化されています。
USB接続時の遅延は気になる?
USB接続時のレイテンシーは実用上問題ないレベルです。ゲーム配信で自分の声をモニタリングする場合も、ほぼリアルタイムで聞こえます。
ポップガードは必要?
MV7+にはデジタルポップフィルターが内蔵されているため、外付けのポップガードは基本的に不要です。ただし、マイクとの距離が5cm以内で大きな声を出す場合は、物理的なポップガードがあると安心です。
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